【印鑑・印章・ハンコ】の違いと使い分け/法的定義と効力の有無

【印章とハンコ】は同じ意味で、
手にとって押すハンコ本体を指します。

それに対し【印鑑】は、
届出印や銀行印として登録された印影を指します。

印鑑、印章、ハンコの違いと使い分け
印鑑、印章、ハンコの違いと使い分け
印鑑、印章、ハンコの違いと使い分け

より詳しい説明は以下章よりご高覧ください。

目次

【印鑑、印章、ハンコ】の基本的な違い

「印鑑、印章、ハンコ」の基本的な違いを以下の表にまとめました。

用語定義説明
印鑑押印した際に書類や紙に残る印影。特に法的効力を持つ
登録された印影のこと
印章印そのもの。企業や組織の象徴として
使用される。
ハンコ印そのもの。
特に日常的に使用される
印章のこと。
認印として宅配便の受け取りや
社内の書類回覧に
広く利用される。
「印鑑、印章、ハンコ」の基本的な違い

【印鑑】の定義とその法律的意義

印鑑=法律的に定義された重要な印影

印鑑とは、法律的に定義された重要な印影のことを指します。

特に、日本の会社法や民法に基づく書類に押される印影であり、

法的な効力を持つ場面で使用されます。

印鑑には以下のような種類があります。

印鑑の種類説明
実印役所に登録された個人の正式な印鑑であり、
法的な契約書や不動産取引など、
重要な書類に押されるものです。
実印は、印鑑登録証明書と共に使用され、
個人や法人の身分や意思を証明するものとして
不可欠です。
銀行印銀行口座を開設する際に登録される印鑑であり、
預金の引き出しや金融取引において使用されます。
銀行印は、実印ほど厳格ではないものの、
紛失や盗難に備えて慎重に管理する必要があります。
認印日常的な書類や、会社内の回覧物に使用される
印鑑であり、法的な拘束力は実印ほど
強くありませんが、企業内での承認や
確認の証として使用されます。
印鑑の種類

【印章】の歴史的背景と現代における役割

印章=印そのもの

印章は、印そのものを指し、

古くから権力者や貴族が地位や権利を証明するために用いたものです。

中国や日本の歴史において、印章は公文書や法律文書に使用され、

その地位や権威を象徴するものでした。

現代においても、印章は企業や法人の象徴として使われることがあり、

特に公式な書類や契約書に押されることがあります。

企業のロゴや名前が刻まれた印章は、会社の信用やブランド力を示す重要な役割を果たします。

【ハンコ】の使い方と日常的な役割

ハンコ=印章と同じ意味。特に日常生活で使用

ハンコは、一般的に印章と同義で使われることが多いですが、

特に日常生活での使用を指すことが多いです。

ハンコは、宅配便の受け取りや簡易な書類の確認に使用され、

誰もが持っている日常的なアイテムです。

次の章では、「印鑑、印章、ハンコ」に関連した用語について説明します。

【 関連用語】とその意味

用語定義と説明注意点
印形 (いんぎょう)印影と同じ意味で、
押印した後に紙に
残る印の形を指す
美術的価値のある印章や
独自のデザインが施された印鑑に
使われることが多い
シャチハタ浸透印と呼ばれる種類の印章で、
朱肉を使わずに押印できる
便利なツール。
事務作業や簡易な認証に
広く使われる
重要な契約書や公的書類には
適さず、法的効力が必要な場面では登録された印鑑を使用することが
求められる
【 関連用語】とその意味

まとめ:【印鑑・印章・ハンコ】の違いと使い分け/法的定義と効力の有無

【印鑑・印章・ハンコ】の違いは「本体か印影か」でした。

印鑑、印章、ハンコの違いと使い分け
印鑑、印章、ハンコの違いと使い分け
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