【戸籍謄本、戸籍抄本】は、
それぞれ、記載されている情報の範囲が異なり
使う用途によって提出する書類が違います。
より詳しい情報は以下の記事本文をご覧ください。
目次
【戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)】とは?
戸籍に記載されている全員の身分事項を証明する書類。
戸籍謄本には、全員の出生、結婚、死亡などが含まれます。
戸籍が電子化された現在では、「戸籍全部事項証明書」と呼ばれることが一般的ですが、
戸籍謄本という呼び方も広く使われています。
戸籍謄本を使う場面
使用用途 | 解説 |
---|---|
相続手続き | 相続人調査や不動産名義変更などの際に必要。 |
身分証明 | 結婚や就職時に提出を求められることがある。 |
【戸籍抄本(戸籍一部事項証明書)】とは?
戸籍内の特定の個人の身分事項のみを証明する書類。
戸籍抄本には、同じ戸籍内の他の人の情報は含まれません。
自分だけの証明書が必要な場合に利用されます。
戸籍抄本を使う場面
使用用途 | 解説 |
---|---|
個人証明 | 自分の身分事項を証明する際に使用。 |
子供の証明 | 子供の身分事項を証明する際に使用。 |
【戸籍謄本と戸籍抄本】の取得方法
この章では、戸籍謄本および戸籍抄本の取得方法と、本籍の調べ方について説明します。
戸籍謄本および抄本の取得方法
戸籍謄本および抄本は、本籍地の市区町村役場で取得できます。
日本国内に本籍がある場合は、その地域の役所に直接出向くか、
郵送またはコンビニで請求します。
必要な書類
必要な書類 | 説明 |
---|---|
請求書 | 役所指定の請求書フォームを使います |
本人確認書類 | マイナンバーカードなどのコピー | 運転免許証、パスポート、
手数料 | 事前に確認が必要です | 地域によって異なるので、
手続き方法
手続きの方法 | 説明 |
---|---|
直接申請 | 本籍地の役所に行き、窓口で申請します。 |
郵送申請 | 手数料(定額小為替など)を郵送します。 | 請求書、本人確認書類のコピー、
コンビニ申請 | https://www.lg-waps.go.jp/01-06.html | 下記サイトをご覧ください。
本籍の調べ方
前項で、戸籍謄本や戸籍抄本は本籍地で申請すると記載しました。
本籍地の確認方法は以下の通りです。
本籍の調べ方 | 説明 |
---|---|
住民票から確認 | まずは住民票を取得することで本籍を確認できます。 | 住民票には本籍地が記載されていることが多いため、
過去の書類から確認 | または古い住民票などの公式書類にも 本籍地が記載されている場合があります。 | 過去に取得した戸籍謄本や戸籍抄本、
家族に確認 | 特に同じ本籍地を共有している家族がいれば、 わかりやすいです。 | 家族や親族に本籍地を確認するのも一つの方法です。
まとめ~【戸籍謄本、戸籍抄本】の違いと取得方法
【戸籍謄本、戸籍抄本】は、
それぞれ、記載されている情報の範囲が異なり
何に使うかによって提出する書類が違います。
これらの違いを理解し、適切に利用することで、相続手続きや各種申請をスムーズに進めることができます。
特に相続や名義変更などの重要な場面では、
どの証明書が必要かを事前に確認し、準備しておくことが大切です。
また、本籍の確認方法を事前に知っておくと、書類の取得がよりスムーズになります。
書類の名前 | 解説 | 何に使うか |
---|---|---|
戸籍謄本 | 戸籍全員の情報を含む証明書 | 結婚・就職時の身分証明 | 相続手続き、不動産名義変更、
戸籍抄本 | 特定の個人の情報を含む証明書 | 個人証明、子供の身分証明 |