【会う・逢う・遇う・遭う】の違いと使い分け/「場面」で区別する

【会う・逢う・遇う・遭う】の違いと使い分けは
「場面」で区別します。

【会う・逢う・遇う・遭う】の違いと使い分け/「場面」で区別する
【会う・逢う・遇う・遭う】の違いと使い分け/「場面」で区別する

日本語には同じ読み方をする単語が数多く存在しますが、その意味や使い方は異なります。

「会う」「逢う」「遇う」「遭う」は、全て「あう」と表記しますが、

これらの言葉は意味や適切な使い方がことなります。

本記事では、これらの言葉の違いと適切な使い分けについて解説します。

目次

【会う】と【逢う】の違いと使い分け

「会う」と「逢う」はどちらも「人と人が顔を合わせる」という共通した意味を持ちますが、

場面や感情的な要素で使い分けられます。

それぞれの、意味を見ていきましょう。

【会う】の意味と使い方

「会う」は、人と人が顔を合わせることを指します。

ビジネスや日常会話で幅広く使われ、公的・公式な場面でも適切です。

使用例意味
友達に会う友人と顔を合わせる
部長に会う上司と面会する

【逢う】の意味と使い方

「逢う」は、感情的な出会いや運命的な再会を指します。

詩的・文学的な表現で使われることが多く、特別な心情を伴います。

使用例意味
恋人に逢う感情のこもった再会を果たす
昔の友に逢う懐かしさを伴う再会を経験する

【会う・逢う】の使い分け

「会う」は一般的な接触を表し、「逢う」は感情や特別な状況を強調します。

ビジネスや公的な場面では「逢う」を使うことはほとんどありません。

状況適切な言葉使用例
ビジネスの打ち合わせ会う取引先と会う予定
恋人との再会逢う恋人に逢う瞬間を待ち望む

【遇う】と【遭う】の違いと使い分け

「遇う」と「遭う」はどちらも「予期しない形で何か(人、出来事)に出会うこと」

という共通した意味を持ちますが、場面や状況で使い分けられます。

それぞれの、意味を見ていきましょう。

【遇う】の意味と使い方

「遇う」は、良い出来事や特別な人との出会いを指します。

ポジティブな意味を持ち、敬意や丁寧さが含まれる場合もあります。

使用例意味
良い師に遇う尊敬すべき師匠と巡り合う
特別な機会に遇う滅多にない貴重な出来事に出会う

【遭う】の意味と使い方

「遭う」は、予期しない災難や不運な出来事に直面することを指します。

ネガティブな意味合いで使用されます。

使用例意味
事故に遭う交通事故に巻き込まれる
詐欺に遭う詐欺被害に遭遇する

【遇う・遭う】の使い分け

「遇う」はポジティブな状況を指し、「遭う」はネガティブな出来事を表します。

単語対象使用例ニュアンス
遇う人、出来事貴重な友に遇うポジティブ・敬意
遭う災難、事故詐欺に遭うネガティブ・不運

まとめ ―【会う・逢う・遇う・遭う】の違いと使い分け/「場面」で区別する

「会う」「逢う」「遇う」「遭う」は、

それぞれ異なるニュアンスと場面で使い分ける必要があります。

これらを正しく使い分けることで、より的確で豊かな表現が可能になります。

【会う・逢う・遇う・遭う】の違いと使い分け/「場面」で区別する
【会う・逢う・遇う・遭う】の違いと使い分け/「場面」で区別する
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