
「小麦粉 と 薄力粉 」の違いと使い分けは
「総称か種類」かの違いで区別します。


料理やお菓子を作る際に、「小麦粉」と「薄力粉」という表記を見て、
違いが分からず迷ったことはありませんか?
実は、「小麦粉」は広い意味を持ち、「薄力粉」はその中の一種です。
本記事では、それぞれの違いや種類、用途について詳しく解説します。
目次
「小麦粉」とは?
「小麦粉」は、小麦を製粉した粉の総称です。
含まれるたんぱく質「グルテン」の量によって、
主に「薄力粉」「中力粉」「強力粉」に分類されます。
これらの違いが料理の仕上がりに大きく影響を与えます。
「小麦粉」の分類と特徴
下記に「小麦粉」の分類と特徴を表にしました。
種類 | グルテン含有量 | 主な特徴 | 主な用途 | |
---|---|---|---|---|
小麦粉 | 薄力粉 | 約7%前後 | ふんわり・サクサク 粘りが出にくい ダマになりやすい | ケーキ、クッキー、天ぷら衣 |
中力粉 | 約9%前後 | 適度な弾力とコシ | うどん、お好み焼き | |
強力粉 | 約12%前後 | もちもち・弾力性 | パン、ピザ生地 |
「薄力粉」とは?
「薄力粉」は、「小麦粉」の一種で、グルテンの含有量が最も少ない粉です。
軽く、サクサクとした食感を生み出すため、ケーキやクッキー、天ぷらなどの料理に適しています。
「薄力粉」に適した料理
- お菓子類:スポンジケーキ、クッキー、シフォンケーキ
- 揚げ物:天ぷら、フリッター
- その他:ホワイトソース、お好み焼き
「小麦粉」と「薄力粉」は代用できる?
基本的に、もともとは「小麦粉」の一種であるため、代用は可能です。
ただし、用途によっては仕上がりに影響を与えるため注意が必要です。
代用時の影響
下記に代用した時の影響を記載しました。
使用する料理 | 代用した場合の影響 |
スポンジケーキ | 強力粉を使うと膨らみにくくなり、硬めの仕上がりになる |
うどん | 薄力粉を使うとコシがなくなり、食感が変わる |
パン | 薄力粉を使うとふんわりせず、もちもち感が減る |
そのため、料理の仕上がりを重視する場合は、
レシピに指定された種類の粉を使用することが望ましいでしょう。
まとめー「小麦粉 と 薄力粉 」の違いと使い分け/ 「総称か種類」かの違いで区別。
「小麦粉」は、「薄力粉」・「中力粉」・「強力粉」を含む総称であり、「薄力粉」はその一種です。
薄力粉はグルテンの含有量が少なく、ふんわり・サクサクした食感を生み出すため、
お菓子作りや揚げ物に適しています。
料理によって適した粉を使い分けることで、より美味しく仕上げることができます。
粉の特徴を理解し、料理をもっと楽しみましょう!

