【不動産と動産】の違いと使い分け/区別のポイントは動かせるかどうか

【不動産と動産】の違いと使い分けは動かせるかどうかの違いです。

【不動産と動産】の違い
【不動産と動産】の違い:特徴と例

不動産と動産はどちらも財産ですが、両者には大きな違いがあります。

それは「動かせるかどうか」という点です。

この違いを理解することで、財産の管理や売買、投資において役立ちます。

本記事では、不動産と動産の違いや特徴をわかりやすく解説し、

日常的な例も交えて説明します。

目次

【不動産と動産】の違い

【不動産】とは?~動かすことができない財産

不動産は、土地や建物などの「動かすことができない」財産を指します。

日本の民法第86条で

「土地およびその定着物は、不動産とする」と定義されており、

主に土地や家、橋、石垣などが含まれます。

【動産】とは?~動かすことができる財産

動産は、動かすことができる財産のことです。

こちらも民法第86条で

「不動産以外のものは、すべて動産とする」と定められています。

家具や電化製品、お金、宝石などが動産に該当します。

【不動産と動産】の法律上の扱い/区別のポイントは登記の有無

不動産と動産は法律上、登記の有無でも区別されます。

ただし一部に例外が存在します。

項目不動産動産
土地、建物、橋家具、電化製品、宝石
特徴動かせない動かせる
法律の扱い登記が必要登記不要
不動産と動産の違い:特徴と法的扱い

【不動産】は登記が必要

不動産の所有権を主張するためには、登記が必要です。

登記を行うことで、その不動産が正式に自分のものであると認められます。

【動産】は現物所有で成立

動産の場合は、所有している現物を持っていれば

特別な手続きなしで所有者として認められます。

例えば、車や家具などは現物を所有しているだけで、

その財産の所有者と見なされます。

【特殊な事例】動産でも不動産扱いになるもの

登記が必要な動産

動産であっても、法律上不動産として扱われる場合があります。

たとえば、20トン以上の大型船舶や航空機は、登記が必要となるため不動産と見なされます。

自動車や特殊権利の扱い

自動車も、動産と見なされる場合がある一方で、

登録制度や抵当権があるため不動産扱いされることがあります。

また、漁業権や鉱業権なども、

土地に密接に関係するため不動産として取り扱われます。

まとめ~:【不動産と動産】の違いと使い分け

不動産と動産の違いは、動かせるかどうかにありますが、法律上の扱いも異なります。

特に登記が必要かどうかが大きなポイントです。

これらの違いを理解することで、

財産管理や投資において適切な対応ができるようになります。

【不動産と動産】違いと使い分け
【不動産と動産】違いと使い分け:特徴と例

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