【承諾と承認】の違いと使い分け/「立場の違い」で区別

【承諾と承認】の違いと使い分けは「立場の違い」で区別します。

【承諾と承認】の違いと使い分け/「立場の違い」で区別
【承諾と承認】の違いと使い分け/「立場の違い」で区別

「承諾」と「承認」は、どちらも「認める」「許可する」といった意味を持ちますが、

使い方には明確な違いがあります。

「承諾」は相手の依頼や提案を受け入れることを指し、

「承認」は上位の立場から認めることを指します。

本記事では、この違いをわかりやすく解説し、適切な使い分けができるようにします。

目次

【承諾と承認】-意味の違いと使い分けのポイント

下記に【承諾と承認】の意味の違いと、使い分けのポイントの違いを一覧にしました。

意味立場場面使用される表現
承諾依頼や申し出に対して「同意」すること対等、下位の者提案や申し出への同意
(受動的)
申し出を【承諾】する
承認権限を持つ立場が内容を「認める」こと上位の者許可や認可
(能動的)
計画を【承認】する
【承諾と承認】-意味の違いと使い分けのポイント

次に「承諾」と「承認」の意味と特徴をみていきましょう。

【承諾とは?】-意味と特徴

「承諾」は、相手の申し出や依頼に対して「OK」と受け入れることを指します。

通常、対等または下位の立場の人からの提案に対して使われ、

承諾する側は特に権限を持たない場合が多いです。

【承諾】の使用例

下記に【承諾】の使用例を記載します。

シチュエーション例文
仕事での承諾お客様の契約変更を【承諾】しました。
結婚の承諾娘さんとの結婚をお父様に【承諾】していただきました。
申し出の受理プロジェクトのリーダー就任を【承諾】しました。
【承諾】の使用例

【承認とは?】-意味と特徴

「承認」は、権限を持つ立場の人が「これでよい」と認めることを指します。

例えば、上司が部下の計画を承認する、法律上の許可を与える場合などに使われます。

【承認】の使用例

下記に【承認】の使用例を記載します。

シチュエーション例文
上司の承認部長がこの企画を【承認】しました。
法的な承認政府が新しい法律を【承認】しました。
組織での承認予算案は取締役会で【承認】されました。
【承認】の使用例

類義語―「許可」、「認可」との違い

以下に類義語「許可」と「認可」の意味の違いと例文を記載します。

意味例文
許可特定の行為を行うことを認める建築「許可」を取得する
(行政機関が建設を「許可」する)
認可特定の条件を満たした場合に公的な機関が正式に認める新しい製品の販売を「認可」する
(法的な「許可」)
類義語―「許可」、「認可」との違い

【まとめ】ー【承諾と承認】の違いと使い分け/「立場の違い」で区別

「承諾」と「承認」は、どちらも「認める」意味を持ちますが、使う側の立場が異なります。

「承諾」は相手の申し出を受け入れることであり、

「承認」は権限を持つ立場の人が正式に認めることです。

正しい使い分けを理解し、適切に活用しましょう。

【承諾と承認】の違いと使い分け/「立場の違い」で区別
【承諾と承認】の違いと使い分け/「立場の違い」で区別
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